何年も品切れ状態が続き､版元の傾向からして再販はないものと思っていましたが､たまたま最近気づいてラッキーです。ヤフオクや Amazon.co.jp のマーケットプレイスで、ひとの足元を見るようなとんでもない高値をつける出品者ばかりに呆れ果て（苦笑）、図書館にリクエストして必要箇所をコピーしたものを使っていましたが､このように写真が多い変型の書籍はやはり現物を手に入れるのがベスト。結局、まともな価格で新品が入手できて大満足。インド料理関連本というのは、相当数国内でも出ていますが､両ベンガル（インドの西ベンガル州とバングラデシュ）になじんでいる者の目から見ても､本当に著者が現地の料理文化を理解して、丁寧に本をつくっているという印象で､基本のスパイス類やレシピの解説も簡潔でわかりやすく、写真も料理の特性を伝えるように美しく､お勧めの良書です。現物を手にして､これからますます本書のレシピを試すのが楽しみに。

カレー以外のレシピが豊富ですし、マサラ作りのレシピも載っています。 材料もネットがあれば買える物が多いので大丈夫。 味わいは優しいというより、ざっくりとドライな感じで、その辺りが本格的なイメージに感じます。

以前から評判を聞き、再版願いの投票にも参加していました。 趣味でずっとインド料理を習ってる者ですが、写真や文章からもただのレシピ本では終わらない、作り手の思いが伝わってくる評判通りの素敵な本です。とても勉強になっています。

料理本のタイプとしては昭和スタイルの本です。ところどころ白黒ページとなっており、料理もレシピと簡単な手順のみ、手取り足取りではないため初心者向きではありません。 珍しいベンガル料理の本であり、カレーマニアとしては興味津々でありお勧めです。 内容は若干ちぐはぐです。タマリンドの酸味を甘酢煮とオールドな和風に表現したり、現地の瓜を日本で手に入りやすいピーマンに変えてピーマンの肉詰め風料理にたかとおもえば、コライ豆・オロホル豆など突然現地？の謎の名称をぶっこんできます。 ベンガル料理のガラムマサラ・パンチホロン・チャットマサラの配合が乗っているのですが、そのページだけでも購入する価値はあります。 重ねて言いますが、初心者向けの本では全くありません、カレーをスパイスから乾煎り・粉砕してつくるようなマニア向けの本としては珍しいベンガル料理の本なのでお勧めです。