ネットで本の検索ができて、購入できるのは本当にいいなぁと思った1冊です。
子供が感情表現がいまいち苦手なので(どの子もそうですが)BOOKストアで実際にそのような本はないかとさがしたけれどなかったので、帰宅後楽天で感情表現という検索で探してみつけました。
近現代の作家197人の作品806編から、感情の微妙な陰影を描写した用例を収録したとあって、いろんな感情の言い回しがたくさん収録されています。自分では子供に説明するのは難しいので、購入してみました。
子育てをしていると、子供は自分の表現できない言葉は泣く、怒る、等の対外的にする表現や自分が覚えて言いやすい自分の感情とは異なる言葉で簡単に表現します。表現する方法は徐々に社会生活や親、学校に上がれば先生に学びますが、小さい時に言いたいことを理解して言葉をなおすのは親が多いと思います。その時にこんな感じで表現する方法もあるんだよと的確に説明できる辞典ではないでしょうか。
言いたいことが言えない(言い方を知らない)ジレンマは成長にともなって細部に及ぶようになると思いますが、その時にもこの辞典が役立つと思います。また感情表現の記載の文がどの作者の小説等からの引用かも書いてあるので、その後の広がり(小説を読んでみようかというような)も感じられ、一家に1冊あっても損はない辞典だと思います。
その感情がそのまま目に浮かぶような表現がいっぱいですので、暇な時に読んでも面白い本です。