高齢になったので、骨粗鬆予防のため、魚を骨ごと食べるため、圧力鍋を購入。どの機種がいいか見当が付かなかったので、楽天市場の人気No1のワンダーシェフとした。その他の書き込みを読んだが、数機種使った経験者の書き込みが無く、消費者センターなどの報告書を参考にしないといけないと思った。使った感想は、特に使いにくい点は無かったが、調理の後蓋を開けるのにチョットコツがいるようだ。正直言って開けにくい。圧力をかける前に蓋をロックするスライドプッシュボタンと言うものが付いているが、説明書には「火にかける時プッシュボタンを手前に引いてください」と書いてあるが、鍋にもボタンにも何の目印も、文字も無く、慣れるまでは毎回説明書を読まなくてはいけない。実に不親切な鍋である。どんなスイッチでも説明書に右に回すと書いてあってもON,OFFと書いてあるのが普通だと思うが。それ以外は特に使いにくい点は無かった。
問題は付属品として付いている、レシピ本である。料理研究家という浜田陽子という人はどんな人か知らないが、本当にレシピに書いてある方法で、この圧力鍋で煮てみたのか疑問を感じる。鰯を煮てみた。レシピ通りの時間では、骨は柔らかくならず、これでは普通の鍋を使うのと変わりない。
レシピに書いてある水の量は多すぎて、加圧煮の後に蓋を取って煮詰めると書いてあるが、煮詰めるのに時間がかかり、何のための高速調理器か分からない。
大豆の白煮も煮てみた、やはり水の量が多すぎるし、時間が短すぎる。普通の鍋で煮る定番の豆煮と味の比較をしてみたのだろうか?食べれればいいというものでは無い、味が良くないと料理ではない。料理研究と言うのは美味しいものを作る研究で、早く作るだけの研究ではないはずだ。
黒豆や小豆はまだ煮ていないが、普通の鍋で煮る時は、ただひたすらアク取りをするのが、美味しく煮るコツと聞いてアクを取っていたが、このレシピによると、アク取りというものが無い。アクとはどんなものか知らないが、高圧高温で煮ると影響はなくなるものだろうか?もしそうなら説明をしておくべきである。最後に取扱説明書の裏表紙に商品データが書いてあるが,ステンレス鋼では範囲が広すぎる、18-8ステンレスと書くべきではないか?製造メーカー、生産国が書いてないのは気になる。