自分は、家具に対して実用性、機能性、コスパ重視の人間なので、その視点に立つと「良」品と思う。
【材質】ブランド製のベッドは中級品以下は合板製なのに対して、無垢材でできているのは良い。部材がどういう状態なのか、一目でわかるし、生木は手触りも良い。
木目は多いが、部材は国産ということもあって、信頼感とともに親しみが持てる。
【造り】製造も国産ということで、「期待以上に丁寧な造り」ということはないものの、いい加減な様子もなく、信頼感がある。加工精度も、一応、「良」と思う。
【機能】すのこ板の高さ調整ができるのがよい。最初、2番目のねじ穴を上段として使ったが、23cmのマットレスを置くと高すぎた。最終的に、下の2つのねじ穴を使ってちょうど良い高さになった。
【総評】下のように、注文を付けたい点はあるが、国産材で国内製造でこの価格を考えると、ベッドフレームとしてこれ以上必要なものは無い、と思う。買って後悔無し。
【要望】
・最も気になる点は、ベッド中央部、すのこ板の合わせ目の部分に、補強材が横に1本入っていた方が構造強度が高まる。また、脚も中央にあった方が良い。中央部は2枚のすのこ板の合い目で強度的には不安定だし、ちょうど腰の下になるので、重心もかかりやすい。この部分の強度が上がると、耐久性、耐荷重性能も一段と上がる。但し、コストアップにはなろうが。
・組立作業上、ヘッド側の取付は足下側同様の向きで、埋め込みのメスネジに単一のボルトで取り付けられる方が良い。
・ヘッドの物置スペースは、もう5cm位、奥行きがある方が実用性が上がる。
・すの小板を受け止める部分、またはすのこ板の外周に、ガタ止めのためにフェルトなどが貼ってあると良いと思う。