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レビュー
4
2016-02-28
- 商品の使いみち:趣味
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- アナログRCA出力
- とても便利なサウンド分離器で、ほぼ１年間使用（愛用）しました。最近ＲＣＡケーブルを取り替える事があり、音質が変わるのに驚きましたのでご報告いたします。３本のケーブルで比較しました。写真を参照してください。
左から（１）、（２）、（３）の順です。
（１）普及品質のＲＣＡケーブル、200円位で購入できます。1.5mで静電容量が322pFあります。つまり、215pF/mのケーブルです。
（２）通常品質ＲＣＡケーブル（オーディオテクニカ564Aシリーズ）1000円位で購入。（推定120pF/m：1.5m）
（３）高品質ＲＣＡケーブル（オーディオテクニカEA1000シリーズ）3000円位。（カタログ値72pF/m：0.7m）
当然ですが、
（１）かなり刺激的な高音で聴き疲れします。
（２）まあまあですが、女声ボーカルが引っ込む感じです。シンバル系のシャラが耳障りです。
（３）ベースドラム等の低音が締まって、女声ボーカルがはっきり定位します。シャラが柔らかくベルの揺らぎが聞き取れます。
参考のため、ケーブル容量で元信号（矩形波）にリンギングが発生するシミュレーション波形を示します。120pF／ｍでも結構信号が汚れます。
以上の結果より、このサウンド分離機はＲＣＡケーブルで音質や臨場感が変わるのではないかと思われます。ラインドライブ能力が弱いのかも知れません。なので、なるべく低静電容量の高品質ケーブルのご使用をお勧めします。ただし、音質や臨場感が変わるだけで、HR領域の高周波が再生されるようになるというわけではありません。SPDIF入力がある高級DACをお持ちの方は比較してみてください。 -
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