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レビュー
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- 購入者さん
3
2016-09-07
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- 楽器としてはいけませんが
- 指導歴20年近くのピアノ講師です。
この製品で練習はしないでください。悪い癖が付いてしまいます。音楽性も音感も何も身につきません。音源も「類似品」の類でお粗末で、スピーカーは選択する音色によっては音割れします。この製品の仕組み上、１の指で弾く音はかなりの確率で出ません。確実に１指の音を出すには不自然に手首をひねる必要があります。中級レベル(小犬のワルツくらい)ですと、片手すら弾くことはできません。
とは言え、ピアノのない家にしばらく滞在する場合などには、どんなメロディだったか思い出したり、「早く本当のピアノが弾きたい」と思ったりで、モチベーションを保つためには有効かと思います。
小さなお子様へのプレゼントには、同じくらいの値段で小さい鉄琴が買えますので、音感や感性に少しでもプラスになることを思えばそちらをお勧めします。
お年寄りのおもちゃとしてもこれではかわいそうなので、３万円くらい出して買ってあげてほしいと思います。
では何にお勧めかというと、ピアノなどのお教室で、シャープ、フラットの勉強や、音程の勉強や、鍵盤を使ったゲームなどに。紙鍵盤より、音が出て楽しいかと思います。高い大切なピアノにシールを貼ったり、おはじきをのせたりするのは嫌ですよね。このお安いお値段の鍵盤なら心おきなくシールをぺたぺた貼っても平気ですので、楽しい楽典練習ができると思います。
私がこの製品を買ったのは、合唱の指導をしていますので、ピアノのないところでのパート練習の音取りに使いたいと思ったからです。転用してピアノの教室での楽典レッスンにも使えますし。おおよそＡ=４４０なので、最近の４４３くらいのピアノには微妙に合いませんが、アマチュアでのパート練習には、何もないよりずっとよいので、パートリーダーさんは持っていてもよいアイテムかと思います。あと、アマチュアの方のバイオリンなど、音程のイメージがないと弾けない楽器のメロディの確認には使えるかなと思います。
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