僕はどうも段取りが悪い。
先日も地図を印刷してバッグに入れたのだが、いつのまにかバッグの中で行方不明になり、イライラしながらバッグの中身をひっくり返して探してしまった。
ちゃんと入れたか心配で確認する→戻す場所が変わる
→入れてある位置が変わって見つからなくなる→パニック
という典型的なパターンをいつもとってしまう。
そこで、このバッグである。
正直に言おう。中にモノはあまり入らない。
文庫本を縦に6冊立て、上にマウスを乗せてみてほしい。それがこのバックに入る目一杯の荷物である。
(鞄のシルエットを考えるなら文庫本は5冊にしておきたい)
これ以上無理をしたらジッパーが閉まらない!
このバッグには外部に2つ、内部に2つ、計4つのポケットがあるが、入れられる厚み(文庫本6冊)を増やしてくれるものではない。
遠足のおやつは300円まで!なのと同様、この鞄の荷物は文庫本6冊の厚みまで!なのである。
では僕はこの鞄を買って失敗したのか?
けしてそんなことはない。
この鞄には「大切な」「さっと取り出したい」ものだけ入れる
というルールをつくり、入りきらないものは同系色の手さげ鞄やトートバッグを持つようにしたところ、上記の「ものが見つからなくてイライラする」ということから解放された。
どれがどこにしまってあるか?ということをいちいち覚えておくことは、僕にとってはかなりの負担だったのだなと振り返って思う。
また、『大切な物』『さっと取り出したい物』だけを入れると言っても、横幅の限界が文庫本6冊なので、大切なものをなんでもかんでも詰め込むこともできない。今後もずっと取捨選択が必要になる。
最近は必要なもの意外はなにも置かない、茶室を持ち歩いているかのような心境にすらなってきた。
容量のことばかり書いてしまったが、ほかの部分も好印象。
見た目は「そりゃあ雑誌に取りあげられるよな」と思うようなコロンとした可愛らしい感じだし、ショルダーベルトもブランドの刻印のあるしっかりとした金具でかっちりと作ってあってバッグ本体に負けていない。
ショルダーベルトはアタッチメントで左右どちらにも付けかえできるのだが、構造上2つ付けも可能。「ショルダーベルトを追加で譲ってくれたら、ミニリュックにもできるなあ」なんて妄想も浮かぶ。
見た目以上に容量は小さいけれど、いいバックです!