酸味もタンニンもアルコール香を含む香りも、どれも複雑で面白く、これぞルーションのブレンドワインだと思います。 シラーとグルナッシュを主体に、カリニャンを加えた、典型的な構成ですが、アルコール15%とは思えないくらいの飲みやすさ！ 熟成してからリリースしてるんですが、果実の味わいたっぷりですよ。さらにカリニャンの酸味も絶妙に効いてます。 間違いなく合わせはすき焼き！絶対合います！ま、これは好みですね。 お肉なら牛肉です。 和牛の高いブランドもののロースやカルビとは喧嘩するかもしれません。プライムビーフとか、タスマニアとかがいいと思います。オージーもいいところなら合いますね。 和牛なら肩ロースかモモ肉で。 美味しいワインでした。

「ロバート・パーカー驚異の93点獲得ワイン」という触れ込みですから、期待しない訳には行きません。グラスに注ぐと、向こう側が全く見えないほどの濃厚さでした。香りもブワーッといい香りです。一口目は、期待通りのスパイシー＆ジューシーさが口の中を覆いつくします。ただ、それが続かない…。二口目、三口目…だんだんまとまりのよい普通の南仏産のワインになっていく感じがしました。「一日経ったらどう変化してくれるかな…」という期待をもっての二日目、でしたが、更に小さくまとまってしまいました。アルコールの強さが前面に出てきてしまいました…。何人かで集まって、一気に飲み干す場面の「９３点」、というところでしょうか…。