まず最初の印象は発光が暗い!でした。
他の方も書かれておりますが、これ程とは。
時計バンドに一緒に付けたコンパスの夜光と同程度ですので、普通の腕時計の夜光塗料並みです。
20年程前にアメリカで購入したトレーサーの感動的なくらいに明るく発光する文字盤から比べると全然別物でした。
ベゼルデザインが変更になっております。との事ですが、新デザインというよりはルミノックスが発売されるより以前の、初代トレーサーのベゼルデザインに先祖帰りとなります。
なにしろ軽いし、Gショックより薄いし、金属は裏蓋と竜頭位ですからベルト次第では金属が肌に触れないのが金属アレルギーの私にはピッタリです。
時計自体はケースが樹脂ですから確かに安っぽさは否めませんが、この価格ならば妥当だと思います
黒い文字盤に白いアラビア数字と、白く太い針の組み合わせは一目で時刻を判別できます。
ルミノックスは当初、文字盤に「Navy SEALS」の刻印が入っており、いかにもPXのお土産品然として気に入りませんでしたが、現在は「SWISS QUARTZ 200METERS」となって個人的には満足です。
また、これも他の方のレビューにもあるように本当の隊員はカシオが圧倒的に多いですね。
米兵は「Gショック」ではなく「コンバットカシオ」と言います。
この時計はSEALS公式時計ではありますが、テロ対策として兵士への時計の正式配給が無くなって久しい現代では(私服時でも腕時計で軍人を見分ける訓練がテロリストに浸透したため)、なにしろ自腹購入ですから頑強で安価な時計が良く好まれます。
特殊部隊は部門によっては火器類まで個人のクレジットカードで購入したり、所属の特定できるものを減らすのが現在では普通です。
それでも、この時計にはベンラスやマラソン等から脈々と続くディスポーザブルウォッチ(返納の必要のない使い捨て腕時計)の流れを汲む歴史ロマンがあります。
ベルトは子供っぽいのでNATOのG10に変えました。
軍用時計独特の固定式ではなく、バネ棒を使用しておりますので普通に交換できます。(バネ棒外しの掛かる溝は片側のみ、時計を裏側から見て12時位置は左、6時位置は右にありました)ベルト幅は22mmです。
また時計とのベルト固定部がゴムバンドになっており、捲るとバネ棒にアクセスできますので、ベルト交換に関しまして、バネ棒外し用の溝が無いウレタンベルトより、こちらのベルクロバンドのモデルの方が格段に楽です。