今まで使っていた日本製の楔が、一本は頭が開き、もう一本は曲がってしまった為、今回長く使えるものをと思い、色々探して調べた結果、今使っている斧のメーカー(グレンスフォシュ・ブルークス)の楔の評価が高いのを見て思い切ってこれを購入してみました。多少のねじれと鋭い刃、重厚な作りでこれなら堅い丸太でも何とか割れるのではと思わせる作りです。重さもあり、価格に見合った作りだと思います。早速貰ってきた樫の直径40cmの丸太で試してみましたが、今まで使っていた木製の大型槌で叩いても跳ね返しで刃がうまく刺さらず、もう一本のポリプロピレン製の大型槌でも刺さりにくい為、斧頭で叩いてみましたら何と簡単に突き刺さっていきます。木の種類にもよるのでしょうが、堅めの木には鉄の斧頭の方が向いているようです(楢の同じ太さのものは槌でも大丈夫でした。もちろん楢なら楔なしでも50cm位までなら斧だけで十分ですが)。叩くにつれてメリメリと鳴き始めながらひびが入り始め、楔頭が木にもぐりこもうとする辺りでほとんどの木は真っ二つに割れてしまいますが、中にはもぐりこんでもまだ頑張っているものがあります。その場合はこのまま斧頭で叩き続けると最後は台木まで届き、後は手で開くと素直に割れてくれました。メーカーの斧の本に楔は2本使うと書いてありましたので、もう一本はより開きの多いと思われるバーコのねじりものを買いましたが、この分ではほとんど使わずに済みそうです。これからもっと太くて節の多い木に挑戦してみようと思っていますが、蒔用の丸太で50cm位までなら多少堅めの木でもこれ一本で十分でした。見た目はそんなに幅のあるものではありませんが、鋭い刃で思った以上に刺さりもよく、そしてよく割れてくれます。持っているグレンスフォシュ・ブルークスの薪割り槌との愛称は抜群で良い買い物をしたと思っています。