国産シングルモルト最高峰のひとつである山崎18年。他のレビュアーの方々のような梱包上のトラブルはなし。送料込みでこの価格は二度と現れないだろうと思い、決して安価ではなかったが、購入。
コルクではないのが残念だが、その他の点では将に本場スコットランドでも通用するシングルモルト。銘柄を知らずに味わったら、おそらく本場スペイサイドの一流品と思ったに違いない。まず、キャップを開けた時の濃厚で芳醇な香り、そして濃い赤葡萄酒を思わせるボディとアフターノート。山崎12年はあまり美味しくなかったが、店頭では12年品ですら高級品扱い。しかしこの18年を一度でも味わったらもう山崎12年は飲めない。また、その他大勢の国産ウィスキーは、一度でも本場のシングルモルトの味を知ってしまったが最後、とても飲めた代物ではない。そんな中、山崎および白州18年、そしてニッカの余市15年以上だけが国産品で本場でも勝負できる品質を誇る。
最大の欠点は、やはり高価格であること。このため、私はザ・グレンリヴェット18年および16年ナデューラを「我が家」と思っている。山崎18年はチビチビと2~3ヶ月かけて堪能しようと思う。